パフォーマンスピラミッドとは?「機能的動作」を整えることが運動能力向上の最短ルート
こんにちは!東京都港区西麻布にあるBUDDYキッズ運動教室のカズ先生です。
「挫折しない!わたしの・ぼくの得意が見つかる運動教室」をコンセプトに、特に運動に苦手意識を感じているお子様をサポートする運動教室として、発育や運動に関するさまざまな悩みにも寄り添い、今日も元気に活動中です!
保護者の方からよくいただく質問として、
- 「足が速くなるには何をすればいいですか?」
- 「筋トレさせた方がいいですか?」
- 「体幹を鍛えれば運動神経がよくなりますか?」
どれも良い視点です。
でも…ここで一つ、先に言わせてください。
体を強くする(筋力・瞬発力)だけでは、運動能力は伸びきりません。
むしろ、伸びないどころか怪我の原因になることすらあります。
では何が必要なのか?
その答えのヒントが、今回のテーマである 「パフォーマンスピラミッド」 です。
パフォーマンスピラミッドとは?運動能力は“積み上げ式”で伸びる
まずは以下の画像を見てください。

これがパフォーマンスピラミッドというもので、運動能力(パフォーマンス)をイメージで表したものです。このピラミッドの下の土台が整うほど、上の能力が伸びるという考え方です。
ピラミッドなので、当然ながら 下が広く・上が細い。
そしてこの“下の段”こそが、一番重要です。
多くの人が「上(技術)」から鍛えようとしますが、伸びる子ほど下の段が広いです。
第1層(最下層):機能的動作(Functional Movement)
パフォーマンスピラミッドの最下層は 「機能的動作」。
ここが、今回の記事で一番伝えたいポイントです。
機能的動作とは?
簡単に言うと、スポーツ以前に必要な「体をうまく使う力」です。
ここには以下が含まれます。
- 姿勢(アライメント)
- モビリティ(可動性)
- スタビリティ(安定性)
- バランス能力
- 基本動作パターン(しゃがむ・踏ん張る・片足で立つ等)
- コーディネーション(協調性)
つまり、
動作の質(Quality of movement)
を作る領域です。
第2層:パフォーマンス(筋力・瞬発力など)
次の段階が パフォーマンス。
いわゆる「体力・出力」の部分です。
- 筋力
- 瞬発力(パワー)
- スピード
- 敏捷性
- 筋持久力
- 心肺持久力
ここは目に見えやすいので、トレーニングしがいがあります。
ただし、ここで落とし穴があります。
機能的動作が整っていない状態でフィットネスを鍛えると、“伸びない”ことが多い。
それだけではなく、怪我をしやすくなってしまいます。
第3層(最上層):スキル(スポーツ技術・競技パフォーマンス)
最後に「スキル」。
ここが最終成果です。
- 徒競走が速い
- 跳び箱が跳べる
- 逆上がりができる
- 球技が上手い
- 水泳フォームがきれい
- ダンスがかっこよく踊れる
ここだけを見てしまうと、
「才能がある・ない」
「努力が足りない」
という話になりがちですが、実際は違います。
最下層の機能的動作が整えば、多くの子のパフォーマンスは伸びます。
機能的動作が崩れていると、どんな問題が起きる?
例① 走るとフォームが崩れる
- 姿勢が潰れる
- 腰が落ちる
- 腕と脚がバラバラ
これは筋力不足というより、姿勢保持・体幹安定・協調性不足の可能性が高いです。
例② ジャンプが弱い/着地が怖い
- 膝が内側に入る
- 足首がグラつく
- 体が前に倒れる
これは スタビリティ不足や バランス不良が原因になりやすいです。
例③ 投げると手投げになる
- 体幹が回らない
- 股関節が使えない
- 肩だけで投げる
これは 分離と協働(体幹と四肢の連動)が弱い可能性が高いです。
なぜ「機能的動作」が最優先なのか?
理由はシンプルで、機能的動作は
体力を“技術”に変換する装置
だからです。
いくら筋力や瞬発力が上がっても、
- 関節が上手く動かない
- 体が安定しない
- タイミングが合わない
こうなると、パフォーマンスに繋がりません。
要するに、
エンジン(筋力)があっても、シャーシ(動作の質)が歪んでいれば速く走れない
ということです。
しかも歪んだまま出力を上げると、当然負担が増えるので怪我につながります。
BUDDYが「機能的動作」を重視する理由
BUDDYキッズ運動教室のコンセプトは
「運動が苦手な子どもが主役」
です。
運動が得意な子が、さらに得意になる教室は世の中にたくさんあります。
でも運動が苦手な子に必要なのは、筋トレや根性論ではありません。
必要なのは、体を整え、動作を覚え、できた体験を積み上げること。
だからBUDDYでは 「機能的動作の質を高めるプログラム」 を土台に置いています。
また、この視点は既に高いレベルで競技に取り組んでいるアスリートキッズたちにも重要!
BUDDYには多くのアスリートキッズも通っていて(主にパーソナル)レッスンの中では、機能的動作を整える取り組みを最重要視しています。
まとめ:上達の近道は、土台を整えること
パフォーマンスピラミッドに沿って考えると、運動能力向上の順番はこうです。
機能的動作(姿勢・可動性・安定性)
→ パフォーマンス(筋力・瞬発力・スピード)
→ スキル(競技技術・結果)
特に、運動が苦手な子ほど
最下層の改善が伸びしろそのもの
です。
焦って上を鍛えるより、
土台から整えた方が、結局一番速く伸びます。
もし「うちの子、運動が苦手かも…」と感じていたら、
まずは 機能的動作を整えること から始めてみてください。
BUDDYキッズ運動教室では、
子ども一人ひとりの動作のクセを見ながら、最短で成長できる“順番”で指導しています。
運動が苦手でも大丈夫。一緒に「できた!」を増やしていきましょう。