体は心の翻訳機

子どもたちと向き合っていると、言葉よりも体が語ってくれることの多さに驚かされます。
「今日は元気いっぱいだな」「なんだか気持ちが沈んでいるな」――そうした心の動きは、姿勢や表情、体の使い方にそのまま現れるのです。
だから私は、体を「心の翻訳機」だと感じています。

こんにちは、東京都港区西麻布にあるBUDDYキッズ運動教室のくるみ先生です。
子どもたちの体を見ていると、まるで“心が動きを通して言葉を選んでいる”ように感じる瞬間があります。
その小さな翻訳を見逃さないように、今日も一人ひとりの体を見つめています。

喜びは体にあふれる

子どもがほめられたり、いいことがあったりした日の体は、とてもわかりやすいものです。
走る姿は軽く、跳ぶ力は空へ伸びるようで、全身に「うれしい!」があふれています。鉄棒を握る手にも余裕があり、笑顔は自然にこぼれる。まるで心が羽を持ち、体を通して飛び立っているように見えるのです。

心の乱れは体に映る

心が少し不安定なときは、その状態が体にはっきりと映し出されます。

学校で先生に注意された日や、友達とけんかをした日の子どもは、いつもより集中できなかったり、表情が硬くなったりします。体の動きはどこかぎこちなく、お話を聞いていても上の空。小さな曇りが、そのまま体の曇りとなって表れるのです。

そして、その曇りが長く続くと、挑戦を避けて体を縮こまらせたり、人の前で動けなくなったりすることもあります。背景には、いじめや不登校といった大きな心の負担が隠れている場合もあります。

体は「心の翻訳機」

私は、体を「心の翻訳機」だと考えています。
大人は言葉で気持ちを隠すことができますが、子どもはまだ感情をうまく言葉にできず、その多くを体で語ります。

たとえば、不安や緊張は筋緊張やこわばった表情として表れ、動きが固く小さくなります。逆に安心感や達成感があると、動きは大きく、姿勢や表情は自然に開放的になります。これは心理学でも言われる「心身相関」――心と体が相互に影響し合う性質によるものです。

また、心の状態は呼吸のリズム姿勢、そして表情にも表れます。落ち着いているときは呼吸が深く安定し、姿勢や表情も柔らかくなりますが、不安が強いと呼吸が浅く速くなり、顔がこわばり、動作全体がぎこちなくなります。運動教育の現場で観察されるこうした変化は、単なる体力差ではなく、心の状態を示す大切なサインです。

だからこそ私たちは、運動の「できた・できない」だけを見ることはしません。
その子の動きや姿勢、表情の変化を手がかりに「今日はどんな気持ちでここにいるのか」を受け止めることです。運動は単なる身体活動ではなく、心の状態を理解するための行動指標でもあるのです。

子どもの未来を支えるために

子どもの体の動きは、心の奥にある叫びや願いを翻訳して私たちに届けています。 その翻訳を見逃さず、受け止めるまなざしを持つことが大切です。

体と心は切り離せないものだからこそ、その全身の動きに耳を澄ませます。

そして、その翻訳を理解しようとするまなざしは、子どもを支える私たちにとって大切なものです。

子どもの体が語る小さなメッセージを、周りにいる大人みんなで受け止めていけたら、子どもの未来を支える大きな力になると思います。

少人数制だから見える心のサイン

子どもたち一人ひとりの体は、心を映す鏡です。
その翻訳を丁寧に受け止めるためには、目が行き届く環境が必要です。

だからこそ、BUDDYキッズが大切にしている「少人数制」はとても意味があります。
小さな体の変化や心の揺れを見逃さずに寄り添える。
その子の「うれしい!」も「ちょっと不安…」も、安心できる距離で支えられる。

運動は、体を鍛えるだけではなく、心を理解し共に成長することができます。
少人数制の中で、一人ひとりの心と体に向き合えること。
それがBUDDYキッズの強みであり、私たちが大切にしている約束です。

だからこそ、保護者の皆さまにも安心して子どもを預けていただける場所でありたいと思っています。

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BUDDYキッズ運動教室では、かけっこや体操、ダンスを通して、このような体の使い方を楽しく学べるプログラムを行っています。運動会で少しでも差をつけたい!という方は、ぜひ体験レッスンで一緒に学んでみませんか?

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