良かれと思っているその一言、本当に子どものためですか?

こんにちは!東京都港区南青山にあるBUDDYキッズ運動教室のカズ先生です。

「挫折しない!わたしの・ぼくの得意が見つかる運動教室」をコンセプトに、特に運動に苦手意識を感じているお子様をサポートする運動教室として、発育や運動に関するさまざまな悩みにも寄り添い、今日も元気に活動中です!

保護者の方からよくこんな相談をいただくことがあります。

「走り方を教えたら、喧嘩になってしまいました」
「腕を振りなさいと言っただけなのに、怒ってしまって…」
「アドバイスしているのに、全然聞いてくれません」

もちろん、その背景には「上手くなってほしい」という純粋な願いがあります。だからこそ、気になる点を見つけた瞬間、つい言葉が出てしまう。これは決して悪いことではありません。

しかし一方で、その正しいはずの言葉が、かえってその場をこじらせてしまうことが少なくないのです。

では、なぜそんなことが起こるのでしょうか。

指摘はなぜ衝突を生みやすいのか

子どもの運動を見ていると、改善点は自然と目に入ります。姿勢が崩れている、腕が振れていない、集中が続いていない。大人はそれを見て、「今直せばもっと良くなる」と判断します。

ところが、同じ場面を子ども側の立場で見てみると、少し様子が違います。子どもは、できないなりに全力で取り組んでいますし、自分なりの感覚を頼りに試行錯誤しています。つまり、本人は「挑戦中」なのです。

そこへ、「違うよ」「もっとこうしたほうがいい」と言葉が入るとどうなるか。大人にとっては改善提案でも、子どもにとっては“評価”として受け取られやすくなります。

結果として、「認められていない」という感覚が生まれやすい。これが衝突の正体です。

正しい指摘でも、やる気を削ることがある

心理学には「自己決定理論」という考え方があります。この理論では、人が意欲的に取り組むためには三つの欲求が満たされる必要があるとされています。

一つ目は、自分で選んでいるという感覚(自律性)。
二つ目は、できているという感覚(有能感)。
三つ目は、認められているという感覚(関係性)です。

ここで問題になるのは、過剰な指摘がとくに自律性と有能感を削りやすいという点です。

たとえ内容が正しくても、頻度や量が多すぎると、「自分でやれている」という感覚が失われてしまう。すると、子どもは挑戦よりも失敗回避を優先するようになります。

つまり、指摘が増えるほど、挑戦が減る可能性があるのです。

なぜ私たちは言いたくなるのか

ここで、少し厳しい話をします。

人間には、「自分は正しいことをしている」と感じたい欲求があります。これは心理学では自己正当化傾向と呼ばれます。また、他者の間違いに気づいたとき、人は無意識に優越感を得ることがあります。これは認知バイアスの一種です。

つまり、子どもへの指摘が、

「子どもを伸ばしたい」という動機と同時に、
「自分はわかっている」「正しいことをしている」という安心感を満たしている場合もあるのです。

もちろん、これは誰にでも起こる自然な心理です。ただし、その構造を理解せずにいると、いつの間にか「子どものため」が「自分のため」にすり替わってしまうことがあります。

これでは本末転倒ですよね。

BUDDYでのフィードバックは「一つだけ」

BUDDYでは原則として、一度のフィードバックで伝える改善点は一つに限定しています。

なぜなら、子どもは同時に複数の課題を処理できないからです。とくに運動中は、姿勢、重心、バランス、タイミングなど、多くの情報を同時に扱っています。

その状態で、「腕も」「姿勢も」「ピッチも」と重ねれば、情報過多になります。その結果、動きはぎこちなくなり、本人の自信も揺らぎます。

そこで私たちは、

まず良い点を具体的に伝え、
安心できる土台をつくり、
そのうえで一つだけ改善点を提示する。

という順番を徹底しています。

この方法のほうが、結果的に伸びるからです。

指摘を減らすと、挑戦が増える

指摘が整理されると、子どもは安心して挑戦できるようになります。失敗が怖くなくなるからです。

運動能力の向上に必要なのは、完璧な情報ではありません。必要なのは、試行回数です。

挑戦が増えれば、成功体験も増えます。成功体験が増えれば、自己効力感が育ちます。そして、その自己効力感が、次の挑戦を生み出します。

この循環が回り始めたとき、子どもは自ら伸びていきます。

教えるよりも、信じる

もちろん、指摘そのものが悪いわけではありません。ただし、その量と順序を整える必要があります。

認める。
安心させる。
そして、一つだけ伝える。

この流れを守るだけで、親子の空気は変わります。

子どもは、否定されると閉じます。しかし、認められると挑戦します。だからこそ、私たちは「伝える技術」を磨く必要があるのです。

まとめ

子どもへの指摘は、成長を願うからこそ生まれる行為です。しかし、その言葉が本当に子どもの力を引き出しているのかどうかは、冷静に見直す必要があります。

ときには、「言わない勇気」も指導の一部です。

BUDDYでは、「運動が苦手な子どもが主役」というコンセプトのもと、できたことを積み上げる指導を大切にしています。

指摘を減らすことは、甘やかすことではありません。それは、子どもの可能性を信じるという選択です。

そして、その選択が、親子関係も、子どもの成長も、確実に変えていきます!

もしこの記事を読んで興味を持っていただけたら是非一度体験にお越しください。

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