【3歳〜12歳】運動神経の「黄金期」を逃さないで!専門スポーツを始める前に知っておくべき「発育発達」の真実
こんにちは。南青山のBUDDYキッズ運動教室のくるみ先生です。
春に向けた習い事選びのシーズン、保護者の皆様から「そろそろサッカーや野球を習わせた方がいいですか?」というご相談を多くいただきます。
早期から専門競技に打ち込む熱意は素晴らしいものですが、運動指導の専門家としてお伝えしたいことがあります。「早く始めること」よりも「その年齢に最適な刺激を与えること」の方が、将来の伸びしろを左右するということです。
今回は、科学的根拠に基づいた「発育発達のメカニズム」と「3歳から12歳の間に身につけるべき土台」について解説します。
スキャモンの発達曲線が教える「成長のゴールデンタイム」
「運動神経を良くしたい」と思ったとき、まず知ってほしいのがこのグラフ。専門用語では「スキャモンの発達曲線」と言いますが、一言でいうと「一生に一度しか来ない、成長のゴールデンタイム」を示したものです。

脳の配線がつながる「ゴールデンタイム」は12歳まで!
グラフの青い線(神経系型)に注目してください。これは、リズム感や器用さ、バランス感覚といった「運動神経」の正体です。
驚くことに、この回路は5歳までに80%、12歳になる頃にはほぼ100%が完成してしまいます!
つまり、脳の中に「運動の配線」をつなぎ放題なゴールデンタイムは、12歳までの今だけ。大人になってから新しいスポーツに苦戦するのは、この「配線工事」の時間が終わってしまっているからなんです。この「ゴールデンタイム」をどう過ごすかで、一生の運動センスが決まると言っても過言ではありません。
筋トレよりも、まずは「配線」を増やす時期
一方で、筋肉や骨格(一般型)はどうでしょう? グラフを見ると、小学生の間はまだ眠っているような状態で、中学生になってから一気に爆発しています。
もちろん、正しい姿勢を保ったり、元気に走り回ったりするための筋力はとても大切です。
ですが、重いダンベルを持ったり、ハードな筋トレをして無理に筋肉を大きくする必要はありません。なぜなら、筋肉が本格的に強く太くなるのは、もっと後の「中学生以降」と、体が決めているからです。
神経系のゴールデンタイムのタイムリミットがくる前に、脳からの命令を体に伝える「配線」を一本でも多く増やしておくこと。それが、将来どんなスポーツにも対応できる「最強の土台」になります。
「脳の地図」を広げる鍵は、遊びの中にある!
では、脳の配線がつながるこの時期に、具体的に何をすべきでしょうか? そこで重要になるのが、カズ先生が話している「パフォーマンスピラミッド」の考え方です。

ピラミッドの頂上にあるのが、サッカーのドリブルや野球のバッティングといった「専門的なスキル」。 でも、その土台にある「自分の体を自在に操る力(機能的動作)」がグラグラだと、せっかく練習しても上達に限界がきてしまいます。
脳の「配線」を増やし、「脳の地図」を広げることは、まさにこのピラミッドの1階部分(土台)を大きく広げる作業なんです。
「36の基本動作」で地図を広げよう!
土台を広げる具体的なアクションが、以前ブログでもご紹介した「36の基本動作」です。

この図にある「這う」「回る」「逆立ちする」といった動き、最近のお子さんの生活でどれくらい登場しているでしょうか?
実は、こうした日常生活ではあまりしない動きこそが、脳の地図を広げる重要なポイントです。あえていろいろな体の使い方をすることで、脳の中の「まだ真っ白な未開拓エリア」にどんどん新しい道を書き込み、精度の高い地図を作り上げていきます。
【幼児期:地図の空白を埋める!】
まずは一つ一つの動きを経験して、脳の中の「まだ真っ白な未開拓エリア」にどんどん新しい道を書き込んでいきます。この「動きの引き出し」が多いほど、将来の可能性が広がります。
【小学生:地図を組み合わせて、立体的に!】
小学生は、覚えた動作を「走りながら投げる」「跳びながら打つ」といった具合に、複雑に組み合わせる練習が効果的!バラバラだった道を繋げていくことで、どんなスポーツの技術もあっという間に吸収できる「抜群のセンス」へと進化していきます。
「うちはもう小学生だから遅いかも…」なんて思わなくて大丈夫。「今だからこそ」できる、より実践的な地図の広げ方があるんですよ!
【2月・3月開催】3歳児さん限定!親子体操クラス
「理屈はわかったけれど、具体的に何をすればいいの?」 「うちの子の今の状態を知りたい!」
そんなパパ・ママのために、2月22日(日)・3月28日(土)「に「親子運動教室」を開催します!
【3歳児限定】2月・3月 親子運動教室
- 対象:3歳児のお子様と保護者様
- 内容: 遊びを通して「36の基本動作」をたっぷり体験!お家で今日からできる「運動神経を伸ばすコツ」もレクチャーします。
脳のゴールデンタイムの入り口にいる今こそ、親子で楽しみながら「才能の種」を芽吹かせてみませんか?
お申し込み・詳細はこちら
https://www.kids-buddy.com/news/parentchild-physical-activity-class/
最後に。
運動神経は「才能」でも「遺伝」でもありません。12歳までにどれだけ多くの「動きの刺激」に出会えたかという、環境の差です。
「うちの子、ちょっとどんくさいかも…」なんて心配はいりません。 今はまだ「神経をつないでいる最中」なだけ。正しい時期に、正しい刺激を与えれば、子供たちは驚くほど変わります。
お会いできるのを、楽しみにしています😊