逆上がりは理科だった!?~鉄棒で学ぶ「てこの原理」~
こんにちは!東京都港区南青山にあるBUDDYキッズ運動教室のカズ先生です。
「挫折しない!わたしの・ぼくの得意が見つかる運動教室」をコンセプトに、特に運動に苦手意識を感じているお子様をサポートする運動教室として、発育や運動に関するさまざまな悩みにも寄り添い、今日も元気に活動中です!
皆さんは小学校の理科で「てこの原理」を習ったことがありますか?
支点、力点、作用点。
「これ、何に使うんだろう?」と思っていた人も多いかもしれません。
しかし実は、この「てこの原理」、子どもたちが苦戦することの多い運動種目である逆上がりと深い関係があります。
実は理科で習う「てこの原理」を理解すると、とても分かりやすく逆上がりを成功するための方法を説明できるのです。
今回は、逆上がりを「科学の視点」から見てみましょう!
てこの原理とは?
まずは簡単に「てこの原理」を復習してみましょう。
シーソーを思い浮かべてください。
真ん中にある支えが「支点」。
力を加える場所が「力点」。
実際に持ち上げたいものがある場所が「作用点」です。

てこの原理では、
支点から遠い場所で力を加えるほど、小さな力で大きなものを動かせる
という特徴があります。
人間の体も実は同じです。
骨は棒、関節は支点、筋肉は力を加える装置として働いています。
つまり私たちの体は、巨大な「てこの集合体」なのです。
逆上がりの支点はどこ?
では逆上がりではどうでしょうか。
逆上がりで最も重要な支点は、鉄棒とお腹が接している場所です。
ここが回転の中心になります。
子どもたちが逆上がりに失敗する原因の一つに、
「鉄棒と体が離れている」というものがあります。
鉄棒から体が離れると、支点から作用点までの距離が長くなります。
すると回転させるために必要な力が大きくなります。
例えば長い棒の先端を持ち上げるのと、短い棒を持ち上げるのではどちらが楽でしょうか?
当然、短い棒です。
逆上がりも同じです。
だから先生たちはよく「鉄棒をお腹に近づけよう!」と言います。
これは感覚論ではなく、理科の法則なのです。
なぜ腕を曲げると上がりやすいの?
逆上がりでは、腕を曲げて体を鉄棒へ引き付けた形で回ります。
これはまさに「てこの原理」を利用した回り方です。
腕を伸ばしてしまうと、まずそもそもてこの関係性がくずれ、鉄棒を握っている手を中心に足先から体を振り上げなければいけません。
腕を曲げて、股関節に鉄棒を引きつけることで、
てこの法則でいう支点、力点、作用点ができあがります。
股関節と鉄棒を回転の支点として固定し、脚を振り上げながら上体を後ろに重心移動することで、後ろ方向の回転エネルギーを効率的に生み出すことができるのです。
足を振り上げる意味とは?
逆上がりでは足を勢いよく振り上げることも大切です。
これも単純に勢いをつけているだけではありません。
足には体重の中でも比較的大きな質量があります。
その重たい足を振り上げることで、体全体の重心が移動し、回転する力が生まれます。
イメージとしては、ブランコを漕ぐ動作に近いです。
体の一部を大きく動かすことで、全体が回転しやすくなります。
逆上がりが苦手な子は、
足を振る前に腕で上がろうとしてしまうことがあります。
しかし実際には、
腕だけで持ち上げるのではなく、
足の振り上げと腕の引き付けを同時に行う
ことが重要です。
引き付けと蹴り上げだけでは出来ない
前述した2つのポイントが出来るようになると逆上がりが出来るかというと、実はそうではありません。
逆上がりで失敗する子の多くは、回転しようとする瞬間に顔が鉄棒を見たままになっています。
すると体が丸まり、重心が鉄棒の手前側に残ってしまいます。
シーソーを想像してみてください。
真ん中の支点より少しでも手前側に重さが加わると、自然と支点の向こう側が上がりシーソーは傾くはずです。
逆上がりも同じで、鉄棒が支点で体重が重り、だと考えてください。
上体を後ろへ倒すことで、体重を支点の手前側へ移動させるのです。
つまり、上体を後ろへ倒すことは、回転のスイッチを入れる動作と言えます。
運動は科学!
ここまで逆上がりに、理科や物理の法則がたくさん詰まっていることを説明していきました。
ですが、成功のためにはもちろん練習が必要です。
支点をつくるための最低限の握力や腕力が無ければ効率的な回転もクソもありません。
しかし、「どうすると上手くいくのか」を考えてイメージする時に根性論だけでなく、このような視点もあると理解しやすくなるのではないでしょうか?😊
そして、体育は好きだけど、理科の勉強は嫌い!というそこの君!
実は鉄棒にも、かけっこにも、跳び箱にも、たくさんの理科のお話が隠れています。
次に逆上がりを練習するときは、ぜひ
「今、てこの原理を使っているんだ!」
と思い出してみると、理科の勉強も楽しくワクワクした時間になるかもしれません!
この記事を読んで、BUDDYで鉄棒を練習したい!そう思ってくださったら、是非一度体験にお越しくださいね✨
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