正月休みの休みボケ解消法
——「いいかげんにしなさい!」の前に、大人ができること
サンタさんが来て、
お正月には美味しいものをたくさん食べて、
旅行に行ったり、お年玉をもらったり。
年末年始は、子どもにとって非日常の刺激が一気に押し寄せる時間です。
楽しい反面、頭の中は情報でいっぱい。
正月明けにぼーっとしたり、集中が続かなかったりするのは、怠けではありません。
まだ頭の整理が追いついていない状態なだけです。
BUDDYキッズの現場でも、正月明けは
・反応が遅れる
・集中力が乱れやすい
・すぐに疲れる
といった様子がよく見られます。
でも、これは「できなくなった」のではありません。
刺激が多かった分、体と頭の接続が一時的にズレている状態です。
実際、体を動かす機会を作ると、
ほとんどの子が自然に元の動きに戻っていきます。
「休みボケ」は叱って直るものではありません。
「いいかげんにしなさい!」
「もうお正月は終わりなの」
そう言われて切り替えられるほど、子どもの脳は器用ではありません。
切り替えより先に必要なのは、刺激を整理する時間です。
まず整えたいのは「生活リズム」
どんな声かけや関わり方よりも先に、
生活リズムが土台になります。
正月明けに特に影響が出やすいのは次の3つです。
- 起きる時間
- 食べる時間
- 体を動かす時間
完璧に戻す必要はありません。
まずは、
「早寝早起き朝ごはん」。
これだけで、体と頭は少しずつ通常モードに近づきます。
朝ごはんを食べずに朝のレッスンに来ると、
集中力や反応、やる気が明らかに落ちやすくなります。
まずは1日の良いスタートを切るために、早起きと朝ごはんを心掛けましょう!!
正月休みの休みボケ解消・3つのコツ
① 無理に“戻さない”
まず大切なのは、通常モードに戻そうとしないこと。
「今日はこれをやる」
「次はこれ」
「最後はこれ」
やることを3つ程度に絞って並べるだけで十分です。
頭の中が片づくと、行動は自然に出てきます。
② 評価を外す
次に必要なのは、できた・できないを判断しないこと。
評価されると、子どもの脳は一気に疲れます。
それだけで動くハードルが上がってしまいます。
指導現場でも、評価が入った瞬間にモチベーションをなくす・自信をなくす子は少なくありません。
「できた?」「まだ?」ではなく、
「今ここまでやったね」
「次どうする?」
事実を伝えて、選択肢を渡すくらいがちょうどいいです。
評価を外すことで、安心して行動のハードルは大きく下がります。
③ 頭より先に体を動かす
最後に、体を使います。
切り替えは、考えるより動く方が早い。
- 散歩する
- 公園で少し走る
- 転がる、ぶら下がる
上手にやる必要はありません。
「体を動かした」という事実が、頭の整理のスイッチになります。
運動指導の視点で大切にしていること
私たちが見ているのは、結果ではありません。
- 素早く動けなくても、お話は聞けているか
- ふざけずお友達の頑張る姿を静かに見ているか
- 途中で止まっても、もう一度やろうとしているか
こうした行動の小さな変化です。
集中が続かなくても、
動きがいつもより重くても、
「やろうとする動き」が一つでも見えれば、それで十分。
正月明けは、そこから自然に戻っていきます。