幼少期に養っておきたい36の基本動作とは

いよいよオリンピックイヤーとなりましたね。
 
様々なスポーツ選手の活躍が期待されておりどんな素晴らしいプレーが見れるか今から楽しみです。
 
さて、話は変って特定のスポーツをする事はもちろん良いことですし、楽しい事でもありますが、子供の運動能力を向上させるという観点から考えた時に、特に幼少期に養っておきたい運動があることをご存じですか?
 
今回はこの
「幼少期に養っておきたい36の基本動作」
について解説します。

子供の運動能力の低下

最近では子供の運動能力の低下が叫ばれて久しいですね。
原因としては子供を取り巻く環境の変化が大きいですが「三間の減少(空間・時間・仲間)」などと言われたりします。

私も指導現場に立って子供と日々接していますが、転んでも手をつけずに顔面を打ってしまったり、すぐに疲れたり、不器用な子供がとても増えています。
 
子供のころの運動経験は持ち越されるとも言われており、子ども時代に身体活動を伴う遊びや運動習慣を通して、健康な心身を保っていれば、大人になっても運動を継続して健康であり続けることはもちろん、仮に運動から離れたとしても子ども時代に運動をしていなかった人よりも健康な状況を保つことが多いという研究もされているようです。

どのような取り組みが必要か

とはいえ、確かに子どもの外遊びの時間は減っている一方、乳幼児の頃からスイミングやサッカーなどの運動系の習い事に通う子どもが増えている印象があります。
ですが実はこうした運動系の習い事をしているだけでは子どもたちの運動能力の発達には不十分なんです。
ここで押さえておきたいのが「幼少期に養っておきたい36の基本動作」です。

人間の基本的な動きは36種類に分類できるとされ、これが基本となって人間の複雑な動きを支えています。
これらを幼少期にできるだけたくさん経験し、身につけることが望ましいとされ、あらゆるスポーツの基礎となるのです。

例えは特定のスポーツを習うだけではこれらの動作の中のいくつか経験する事ができず、そのスポーツはある程度できるが結局身体の使い方は不器用、といった具合で頭打ちになってしまう可能性が非常に高いといえます。

昔は意識せずとも、外遊びの中で知らず知らずにこうした動作を体験していきましたが、子どもを取り巻く環境の変化で、現代では意識的に取り組まなければなかなか体験する機会がなくなってしまっており、それが子どもたちの運動能力の低下につながっています。
 
特に小学校に上がるまでの幼児期にこれらの動作を意識した様々な動きを経験させてあげましょう!