プールも海も怖くない!子供の水嫌い克服術

こんにちは!カズ先生です。

6月に入り連日夏日が続いていますね。夏が一年で一番好きな季節であるカズ先生は何だか無性にワクワクしてしまう今日この頃です♪

さて、この時期になるとプールレッスンのご相談をよくいただきます。
特に今シーズンは水嫌いのためなかなかうまく水慣れが進まないというお悩みを多く聞くため、表題の通り「水嫌いの克服術」についてお伝えしていきます。

水嫌いの原因を理解する

まず、我々は生まれる前、母親の胎内に満たされた羊水に潜っている状態です。つまり本能的に人間は水に潜れて当然なのです。では何故水を嫌いになる子供がいるのでしょうか。

そこにはきっと「理由」があるはずです。

その子が何故水が嫌いなのか、苦手なのか、これを理解することで、効果的な対策を講じることができると考えます。
今までの経験上、大きく以下三つの理由のどれかであることが多いです。

①恐怖やトラウマ

多くの子供が水に対して恐怖を感じるのは、過去の経験によるものです。例えば、お風呂で突然頭からお湯をかけられたことであったり、顔を水につけた拍子に鼻から吸ってしまったり、プールで足がつかなくなったりと理由は大小さまざまです。
この様な子供にとって重要なことは、顔をつけられるようになるという技術的な話だけではなく、水は怖いものではなく「楽しい」ものだということを印象付けていく必要があります。

②未知の環境に対する不安

子供にとって、プールや海などの水辺は未知の環境です。特に小さな子供にとっては、広い水面や深さのわからない場所は不安を引き起こします。このような不安を軽減するためには、まずは家庭のお風呂や浅いビニールプールなど、子供が安心できる場所で少しずつ水に慣れる練習を行うことが効果的です。

③感覚過敏

一部の子供は感覚過敏で、水の温度や触感、またはプール特有の水素の臭いなどに対して過敏に反応することがあります。冷たい水や濡れる感覚が不快に感じられるため、水に入ることやその空間にいること自体がストレスとなる場合があります。この場合も、無理に水に入れるのではなく、徐々に慣れていくようにサポートすることが重要です。
例えば、なるべく温かい水のプールを使ったり、鼻せん(専用のものが販売されています)を着けたりと、子供の感覚に配慮した方法を取ることが有効です。

子供の水嫌いを克服するためのステップ

子供の水嫌いを克服するためには、「このくらいは大丈夫だろう、何でこんなこともできないの」と無理強いするのではなく、とにかく小さなステップを踏んで進めることが大切です。

①とにかく安全な環境から始める

まず、確実に言えることは、水が苦手な子供ほど、その子が一番信頼できるご両親と、一番慣れたお家で水慣れをすることが望ましいと考えます。

「うちの子水が苦手なんです…」とある日突然水泳レッスンに放り込まれるというこの状況。
考えてもみてください。例えば、我々が社会人一年目右も左もわからない、そんな中全社員の前で突然スピーチをしろと言われたら頭真っ白になりませんか?

それと同じで、少しでも子供が心を落ち着けて水に触れることができる環境を整えることが大切です。
ご自宅のバスタブに浅くぬるま湯(プールを想定して30~33度くらいがお勧め!)を溜めて小さなプールを作ったり、家庭用のビニールプールで水遊びをすることから始めてみましょう!

②とにかく段階的に進める

水嫌いの子供に対しては、少しずつ慣れさせることが重要です。無理に進めると、逆に恐怖心を強めてしまいます。
まずは、顔を水に近づけたり、水をすくって顔にかけたりする練習をします。次に風呂桶などに水をはり口をつけてみましょう。ここまで出来たらいよいよ鼻をつけてみます。

ここがまず最初の山場です。鼻から水を吸ってしまうと、それこそトラウマになってしまうからです。鼻からプクプクと泡を出しながら息を吐き、顔を上げて息を吸います。この時、鼻ではなく口から息を吸いましょう。
これをバブリングやボビングと呼びます。基本的に水の中での呼吸は「鼻から吐いて口から吸う」です。陸上での呼吸は通常は鼻呼吸のため、この意識改革が大切なのです。ここが定着すると、顔を水につけることのハードルが一気に下がります。

といった形で、頑張って風呂桶におでこまでつけられるようになることが第一段階のゴールと言えます。

繰り返しになりますが、あくまでもこれらの活動は、子供が自分のペースで進めることができるようにしてください。間違っても無理強いしてはいけません。

「達成カード」などを作って、顔のどこまで水につけられた、何秒できた、など達成感が味わえるツールなどを使うと意欲的になる子供もいます。

③とにかく楽しむ

特に水に対する恐怖心を持っている子の場合、楽しい経験を通じてポジティブなイメージを持たせることが重要です。
おもちゃを使ったり、足のつく安全なプールで競走したり、ボールで遊んだり、水鉄砲や水風船を使うことも良いです。

また是非ご家族の皆さんも全力で童心に返って遊んでください♪

一緒にいる家族がそもそも楽しそうじゃなければ、どうして子供はそこに入ろうというモチベーションが沸くでしょうか?

こういった過程をすっ飛ばして、やれ次は頭まで潜るだ、浮くだの言っても、水が嫌いな子供は動きません。

水泳は有事の際となれば、命を左右する護身術となり得ます。

水嫌いの子供たちが、水泳の入り口に立てるようこの記事を参考にしていただければ幸いです✨

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