お子様の【扁平足】心配してますか?
皆さん、こんにちは。麻布の運動教室BUDDYのカズ先生です!
今日は「お子様の【扁平足】心配してますか?」というタイトルでお話していこうと思います。
扁平足とは
皆さん「扁平足」ってご存知ですか?
足部は荷重や衝撃を和らげるためにスプリングのような機能を持つアーチ構造になっています。
アーチは骨、靱帯、筋で作られていて、母指球からかかとまで、小指球からかかとまでの2本の縦アーチと、この2本の縦アーチをつなぐような横アーチの3本で構成されています。扁平足というのは、主に縦アーチが何らかの理由でつぶれている状態を指します。
扁平足の評価方法
実際は難しい計算式でアーチがあるかないかを評価しますが、簡単な評価方法としては、椅子に座った状態で土踏まずに指が第一関節まで入ればOK、入らなければ扁平足ということになります。
ただし、足裏の筋肉が発達しまくっていて、アーチはあるのに土踏まずが無い場合もあるので、簡易的な評価方法はその点で注意が必要です。(上記のような理由で陸上選手にたまに土踏まずがない選手がいたりします💦)
扁平足の原因
扁平足には大きく2つの原因があります。
1つは先天的な原因で、もう一つは後天的な原因です。
先天的な原因とは、主に生まれつき骨の配列に異常があることが原因となるケースです。
後転的な原因とは、日常の習慣によって扁平足になるケースです。
扁平足になってしまう具体的な原因には以下のようなものがあります。
- 運動不足による足の筋力の低下
- スポーツでの過度な負荷
- 立ち姿勢の歪み
- 長時間の立ち姿勢の維持
またアーチの形成はだいたい3歳ころから始まると言われており、8~10歳くらいでアーチが完成されるのが一般的です。
なので、生まれた時は皆んな扁平足なんですね。それが立てるようになって、歩いて移動するようになって足のアーチが徐々に出来てくるのです。
アーチがある子供は運動能力が高い?
扁平足の子=運動能力が低く、アーチがある子=運動能力が高いというイメージを持たれる方が多いようです。
しかし、この関係性については正直なところ「?」というのが私の見解です。
様々な研究がある中で、足裏のアーチ形成と運動能力の高さの繋がりを証明するものもあれば、逆にそこまで変わらないという結果のものとあります。
また私の調べた研究のすべてが被験者数の少ないものや、調べた年数の短いものが主だったので、信頼性に関して甚だ疑問です。(扁平足は面白いトピックなので英語の論文も今後調べてみます!)
ただし、あえて言えるとすると、「幼児期においては足のアーチがある子は扁平足の子供に比べて走跳能力に優れている傾向にある」ということです。
前述したようにアーチの形成は3歳ころから始まるので、小さいころから良く走ったり、ジャンプ動作をしている子は比較的早くアーチ形成がされます。
当然アーチのある子はそうでない子に比べてたくさん運動経験があるので筋力も強い傾向にあります。
従って、かけっこのような脚力の差がそのまま影響する種目に関しては、アーチのある子はそうでない子に比べて速いということが言えると考えています。(現場で色々な子供を見ていてもこの感覚はほとんど間違っていないと感じます)
扁平足を改善するには?
前述したような先天性の骨の異常などが無ければ、ほとんどの場合アーチは年齢と共にちゃんと形成されます。
幼児のお子様をお持ちで扁平足を気にしている方がもしいたら、その心配はほとんど取り越し苦労と言っていいでしょう。
それでも、8歳くらいになってもまだ扁平足だったり、幼児だけど現状扁平足かつかけっこが速くなりたいという方は以下の改善方法を取り入れてみましょう!
①足指じゃんけん:
・足の指でグーチョキパーをつくります。
・指を大きく広げたり、ギュッと強く握ったりするのもGOOD!
②つま先立ちorジャンプ
・かかとを持ち上げてつま先で立ってみましょう!
・慣れてきたらそのまま踵を着かずにジャンプします。
・縄跳びも有効です。
③タオルギャザー
・手ぬぐいを床に広げ、端に両足を乗せ、足の指でタオルを手繰り寄せます。
・親子でどっちが早く全部手繰り寄せられるか競争するのもおススメです!
④裸足で運動
・裸足で運動することで、足指で地面をつかんだり蹴る感覚が養われます。
・家の中ではなるべく靴下は履かずに過ごしましょう。
・芝生のような柔らかい地面で危険なものが落ちていない場所であれば、裸足になることはおススメです。
BUDDYキッズのクラスでも裸足を推奨しています😊
まとめ
というわけで、今回は扁平足についてと運動能力との関係について解説しました。
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